前回に引き続き、NW-A105HNのご紹介です。今回は、音質とバッテリーについて触れていきたいと思います。
※それほど優れた聴覚ではないのであしからず。
音質
まず音質ですが、これは低価格帯としては文句ないと思います。とにかくクリアな音が楽しめます。NW-A16との比較にはなりますが、確実に進化していることが感じられます。
付属イヤホン
附属イヤホンでの感想ですが、高音から低音までしっかりと出ていて、バランスもいいと思います。このサイズ(6mmドライバ)でこれだけ低音が出るのは凄いと思います。
あと、この附属イヤホンはかなり小型なので、装着時に違和感が少なくて快適です。タッチノイズも少なめだと思うので、その点も好印象です。
ただ、シャツのポケットに入れる場合、ケーブル長がちょっと長いかなと思います。カバンとかズボンのポケットに入れるならこれくらい必要なんだとは思いますが。
ノイズキャンセル・外音取り込み
ノイズキャンセル機能については、そこそこかなという印象ではあります。期待していたほど効いてない?でも、それなりに効果はあるよね、という感じです。
外音取り込み機能はノイズっぽいものが気になるのですが、使うシーンが少ないことや使用時間が短いことを考えると、支障ないかなと思います。
バッテリー消費
さて、次は話題のバッテリー消費についてです。
ざっくり言うと、動画視聴は厳しいけど、音楽再生のみなら問題ない、というところです。
音楽再生のときのバッテリー消費は以下のとおりです。どちらもCDソースのFLACファイルでの再生になります。
・DSEE HXあり(機内モード&ノイズキャンセルOFF):1時間あたり -8%
・ソースダイレクト(機内モード&ノイズキャンセルOFF):1時間あたり -6%
・ソースダイレクト(ハイレゾ&機内モード&ノイズキャンセルOFF):1時間あたり -6%
動画再生のときのバッテリー消費は以下のとおりです。映画一本でバッテリーを使い切ってしまうのではないかと思います。
・ソースダイレクト(機内モード&ノイズキャンセルOFF):30分あたり -20%
何もせずに機内モードでスリープのまま放置だと、ほとんど減りませんね。4時間で-1%というところでしょうか。
なお、Wi-Fi ONでポチポチ触っていると、みるみる減っていきます。
なので、多少本末転倒感はありますが、音楽再生のみの使い方であれば問題ないと思います。といっても、毎日の充電が必要になってしまいますが。これはAndroid OSなので仕方がないですね。これが嫌ならNW-A50シリーズの方がいいと思います。
その他
画面サイズが今どきのスマホと比べると小さめなのもあり、スマホっぽい使い方は使い勝手が悪いです。例えば、SNSなども使えますが、標準できる情報量が少ないので見にくいですね。Twitterだと内容にもよりますが、2~3つのツイートを表示するだけで画面一杯という感じになります。
まとめ
○ 付属イヤホンは価格の割にはいい
△ バッテリー消費は使い方次第(音楽再生のみなら問題なし)
△ ノイズキャンセルは期待しすぎないで
× NW-A50シリーズから削減された機能がある
以下に該当する人はNW-A50シリーズの方がいいかも。ちなみに、ストリーミング再生できない点については、NW-A50シリーズのレシーブ再生機能で代用できるので記載から外しました。
・長時間使用したい(バッテリーは長持ちしてほしい)
・おまかせチャンネルやDAC機能を使いたい
・動画試聴しない
まだ使用期間が短いので、今後も使っていって何かあれば追記していきます。